【現実】佐川急便のサポーターは本当に稼げるのか?



こんちわ、クロです🐈

今回は「佐川急便のサポーターは本当に稼げるのか?」というお話をしていこうと思います!!

クロ

稼ぐなら女はキャバ嬢、男は佐川なんて言われてたらしい

佐川急便のサポーターとは、個数単価制で業務委託契約を結んだ個人事業主を指します。

自担当エリアをもらって、基本週6勤務、月曜日に休みをいただきます。

いきなりですが…結論です!!

正直のところ、「食っていくには困らない」程度です…

当然、一部の良いエリアをゲットしている人は稼いでいます!!

エリア的にはそんな良くなくても、実力がありエリアを広げて60~80万稼いでいる人も2割程度います。

ただ、3割は食えるくらい、残りの3割は慎ましくやっているおじいちゃんです。

クロ

驚愕の実態、おじいちゃんマジ多いよ

宅配で食っていくには、数を配らないといけません。

佐川はヤマトに比べ荷量が少ないので、「ヒト一人食わせていくための荷量を確保する」ためにはコースをひろげていかないといけません。それに言わゆるデカタク、大きな荷物が多いですので、荷台に乗せることができる荷量も減ります。

正直、企業の体質的にも、システム的にも宅配をやるには分が悪いです。

ただ、1つのコースずっと任せてもらえる恩恵というのは計り知れないものがありますから、多少「ハズレ」のコース当たっても、経験値によって問題なく配達はできるようになっていきます。

大部分のサポーターは「売上45万円前後」といったところでしょう!!

稼ぐ人は、70~90万円の売上を上げている印象です。

ただ、これは「売上」です…

利益ではなく売上、そこから経費として「ガソリン代」「車両整備費」「リース代」「ロイヤリティ」「運賠」「任意保険」などがかかってきます。

ガソリン代

エリアが小さくまとまっていたり、平坦地だった場合は4万円前後で済むでしょう、ただ、エリアが広かったり、坂道が多いと6万円前後は覚悟が必要

車両リース

委託会社から4万円前後で軽バンを借ります、整備付きとそうでないものがあり、後者だと消耗品を日々買いそろえなくていけなくなります。(自分で車両を用意することも可、食っていけると判断すれば用意した方が経費削減にはなる)

ロイヤリティ

ロイヤリティは10~15%が相場です、委託会社によって開きはありますが、売上に対して毎月ですから、それ相応の金額を支払うことになります。

運賠

万が一、荷物が破損した場合、その保証の為に加入する保険。配達中の転倒、手から滑り落下、荷崩れ、時間に追われていれば十分起こりうることです。

任意保険

委託契約も保険には入っています、ただ、フリート契約といって、多くの車両を会社規模でかけることで大幅割引が適応できる制度を利用しています。一台が事故ってしまって保険を利用してしまうと全体の保険料が上がるので、業務委託契約者には保険を利用させないのがこの業界の常識です。自分で入らないといけません。



インボイス制度導入前は、個人ドライバーから消費税支払いを求められた際、委託会社の多くは「内税だから…」と誤魔化していました。(売上1000万円に満たない事業者は「免税事業者」ということで、消費税の支払い義務がなく、本来なら益税という形で自身の利益にできていました)

でも、インボイス制度が導入され、消費税をちょろまかすことが困難になった結果、リース値上げや駐車場代請求、メンテナンス有料化等、パクれなくなった消費税分を何かしらの形で補填しようとする輩が増えました。

クロ

新規参入する方は、悪条件な業務委託契約になる可能性が高い、気をつけて!!



売上に対してのロイヤリティ、仮に10%だとして45万円売り上げているなら4,5万かかってきます。

リースが4万円、ガソリン代が4万円、車両整備に5000円、運倍が6000円前後、黒ナンバーの任意保険だと1、7万ぐらいとして、大部分の人は利益が「30万」程度になります!!

これを稼げるか稼げないとみるかは、各々の判断です。

僕は稼げていないと思います、朝7時~夜10時まで週6で働いて、いつ死んでもおかしくない仕事、事故ったらオワコンの個人事業主です…

クロ

リスクに対して、時間に対して、収益が見合ってないと思う。
フリーランスと言えば聞こえは良いけど、多くの自営は下請けやってる小規模事業者、これがリアル。

ただ、「良いエリア」を獲得できた際の恩恵が一番大きいのは佐川急便です!!

ヤマトのようなネコポスはありません、1個1個がしっかりと売上に繋がります。

エリア馴れによって勝手に周回効率もあがり、無駄もなくなって、無意識で仕事ができるようになります。

クロ

宅配は慣れればラク、新しく覚えることはほとんどない。
2人1組でエリアを回して、週3勤務、それなりに金貰って、ここを軸に別のことをやるとかいいかも…

佐川はキツイとよく言われますが、慣れてしまえばそんなこともなく、荷物150個程度であれば、走らずともダンドリ力でコツコツ配完は上げれるようになっていくものです、ただ早くは帰れません。

そうそう数か月で売上50万稼げるようになる仕事なんてありません、敷居が低い上に、エリア次第で年間売上800万円も目指せます。

佐川急便は無駄や縛りが多くて、何かとやりづらいですが、それを許容してうまくやっていける方は「安定して生活していける職場」ではないかと思います。

安定を求める方にはオススメ、もっと配れるようになりたいという方は向きません。

現場には60代の方が数多く在籍しています、荷量80~90で無理なく働いている方も多いので、他に収入源があったり、合間時間にやれるビジネスを持っている人はこういう働き方も悪くないかもしれませんね。


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この記事を書いた人

「黒の日生まれ」の元イクラちゃん。ブラック設計会社でハイハイしてましたがコロナを機に転職、現在は自営で運送してます。現場で働くドライバーの一人として、会社より個人を応援したい、仕事振る方が言えない現場のリアルをお届けします!!

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