こんちわ、クロです🐈
軽貨物をはじめて2年目ぐらいとき。
僕は、誤配時に顛末書を書かされたことがあります。
「誤配したんだから当然だろ」と思われる方もいるかもしれませんが、これ何がヤバいかというと、法律と業務実態についての話になります。
顛末書の法的な位置づけ

まず顛末書の法的な位置づけですが、以下の通りになります。
これは、完全に『雇用関係』を前提にした制度なんです。
僕は業務委託、雇用契約など結んではいません。
業務委託に顛末書を書かせてはならない理由

業務委託契約とは、基本的に業務過程に介入しないものとされています。
故に、あるのは以下の関係だけ。
成果物に対して評価し、労務管理は行えない。
労務管理とは労働者に対して行うものであり、業務委託は労働者に該当しない。
だから、以下の負担を求めることが可能となるんです。
顛末書の提出命令が意味するもの

顛末書を提出させるだけで以下の事項を疑われます。
『反省』『再発防止』を求めた時点で顛末書になり得ます。
名前を変えても中身は変わらない。
労基署、裁判所は、書類の名称ではなく、内容と実態で判断します。
荷主が委託会社を通すはより悪質

荷主が直接は「知らなかった」「法を誤解していた」と言い訳できる余地がわずかにあります。
ただ、委託会社を通す場合は『構造として管理』『意図的に距離をとっている』とみなされます。
故に、より悪質。
ここから見えてくるのは、典型的な偽装請負の三層構造。
【荷主:発注元(品質要求・圧力)】⇒【委託会社(実質的指揮命令)】⇒【委託業者】
荷主が直接責任を負うことなく、委託会社を介して個人事業主を実質的に管理する構造。
指揮命令と責任の所在が意図的に分断されている構造を指しています。
企業が成果物ではなく『人』を管理しはじめた時、業務委託は成立しづらくなっていきます。
誤配し、顛末書を書いた感想……笑

自分の不注意で、関係各所、お客さんにご迷惑をかけたことは事実なので、まぁ書いた。
改善策と反省を書き、なんか知らんけど、素晴らしいとお褒めいただいた。
ただ、同時に思ってしまった。
委託に責任を要求するのに、自らは責任を果たさないのかと。
そもそもだが、僕がミスしたのは1年4か月ぶり、割合でいうと『1/32000件』だ。
明らかに品質は悪くはない。
ヒューマンエラーの範疇、32000件あれば1度の確認忘れなど起こり得る。
配送中だ、運送現場においての確認は、ピンポイントで最小限、要所を絞って行うもの。
難しいエリアなら尚更で、工数を減らさないと対応できない場合もある。
単価設計、エリア設計、全てが破綻している中、それでも回していた。
現場で走った事のない人間が、時間に追われていない人間が、確認確認と遅配の追い風を吹かせてくる。
偽装請負と思いながら、反省文と業務改善策を書くのは萎えた。
原因の多くは上流設計の甘さにある。
個人の問題では留まらない。
要は、急がざるを得ない状況で、確認作業を何百回もさせるから配送時間がなくなり、ピンポイントで最小限の確認となる。
単価を渋ったり、経費を押し付けたり、待ち時間を強制したりと、配送に時間をさけない状況の中、多量の荷物を捌かないと喰っていけない中、品質を求めるから人はミスをする。
確認してほしいなら、確認をちゃんと工程として設計し、金を払わなければ道理が通らない。
確認作業が仕事として成立していない仕組みで、ヒューマンエラーの範疇である事柄に対して、わざわざ圧量をかけないでいただきたい。
『確認』ってのは魔法の言葉で、原因が一人でなくても「貴方は確認しなせんでしたね」と個人の責任にすり替えることができてしまう。
現場も知らない、責任を問われない位置から、一方的にこの言葉を投げかける責任者がいるから人は辞めるのだ。
つまり何が言いたいかというと、上流で確認しておくべきことを放棄し、「工数がかかるから……」と下流に確認作業として押し付け、適切な配送設計すらしてないのは、そもそも仕事をしていないということ。
責任者は『責任を引き受けるから責任者』なのだ、責任を押し付けて、日々、責任に値する報酬を貰うならば、それはあまりに不誠実ではないだろうか……


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