こんちわ、クロです🐈
今回は「委託会社から車を借りる際の注意点」をお伝えしていこうと思います!!
軽貨物の仕事をするにあたって、車両の用意は必要不可欠です。
❶自身で購入するか
❷リースするか
❸委託会社から借りるか
になるんですが、多くの方は❶か❸に当てはまるかと思います。
ある程度、軽貨物の現場に慣れている方は、経費削減のために自家用車で稼働している人が多い傾向にあります。
一方、新規参入で「右も左もわからない方」は委託会社から借りることが多く、そこで何らかの事故を起こし、大変な目に合っているという話もよく聞きます。
軽貨物と事故は切っても切れない関係にあり、その対応も非常にお金と時間がかかるものですので、ここで借用車の注意点を示しておこうと思います!!
委託会社から車を借りる場合、ボロ車になる可能性が高い
委託会社は車を用意する際、車屋からリースしたものを個人事業主に又貸ししているパターンが多いです。
保険料は走行距離に応じて料金が変わりますので、状態が良いうちは、社員・パートなどの簡単で走行距離の少ないエリア持っている人に乗らせて車両消耗を最小限にし、リースアップ後の車を個人事業主に提供する傾向にあります。
そのため、走行距離のいったボロ車を渡される傾向が非常に高く、ブレーキ音が鳴ったり、坂を上るときにギアの切り替えに違和感があったりと、何かと不具合のある車を4万円前後で借りることになる場合もよくあるんです。
ボロ車なので、そもそも燃費が悪く、日々のガソリン代が高くつきます。
メンテナンスを自己負担としている場合も多いので、その点は要注意です!!
委託会社はフリート契約で保険加入する
フリート契約とは、10台以上の車を保有しており、かつ1年以上の契約期間を有する契約者に適応することのできる契約制度です。
一般的な自動車保険の契約は個人で1台単位かけられるの対し、こちらの契約では契約者単位でかけられます。(何台でも一括でかけられる)
その利点は大きく以下の2点です…
❶新たに車を導入しても自動で契約がかかるため、契約に関する手間が最小限で済む
❷大幅な保険料割引が可能になる
ノンフリート契約(個人契約)では最大で63%までしか割引されないのに対し、フリート契約では保険会社に違いはあれど、70~80%の割引が可能になるんです。
ただ、これには条件があって、この待遇は総契約台数・保険料・保険金・前年のフリート割引率より算出されます。
つまりは、保険を使わない限りは、台数に関わらずほぼ永久的に安価で保険加入が可能になります。
素晴らしい制度なんですが、これが個人にとっては痛手になるかもしれないんです…
委託会社は個人事故に保険をおろさない
フリート契約という素晴らしい制度を前述しましたが、この制度、裏を返せば…
保険を使わせたくはないんです!!
多額の保険金がかかれば、全ての車の保険料が一気に値上がりしてしまいます。
フリート契約には優良割引制度があり、それは主に以下の計算式より決定されます。
損害金(%) = 保険会社が支払った保険金 / 契約者より支払われた保険料×100
保険を使わなければ、優良割引は揺るぎません。
死亡事故や後遺障害が残った場合など、どうしようもない状況の場合は使わざるを得ないですが、その他物損事故など比較的軽く済む場合は保険は下ろさない訳です。
重大事故以外の対応は、高額の場合は会社が一時立て替えて、後に月々の給料から引いていくというスタイル。
個人が事故った場合は、結局は自己責任となります。
保険料を委託会社から天引きされていようが、いざという時にその保険を個人が使えるわけではないんです。
このことは、契約書にも同意してもらうように記してある場合が大半です、説明の有無は委託会社によりますが、どこも自己責任に持って行けるように書いてあるはずです。
誰も守ってくれない…当たり前
僕らは個人事業主、誰からも守ってもらえないなんて当たり前です。
そもそも、これは個人事業主に限ったことではない、正社員だってバイトだって、結局は自分の身は自分で守らないといけません。
要は、契約内容に違いがあるだけで、正社員は保証も含めた契約になる代わりに多種多様な要件を飲む形になっているだけに過ぎないんです。
もちろん、人を見て、経営者を見て、「その会社に残る」「この会社で続けていく」という社員の方は多くいます!!
でも、それは「自身の理想」に従って、判断しているに過ぎず、仕事はそれとはまた別の所にあるんです。
他力本願は止めましょう…
自分は関係ない、誰かがやってくれる。
アイツにやらせればいい。
個人事業主は実力が全て、実力をつけないと交渉にすらなりません。
他の人に仕事を任せてラクするくらいなら、それをこなして実力をあげた上で交渉材料を積み上げていきましょう!!
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