【軽貨物】リースと購入どっちがいいの?

こんちわ、クロです🐈

今回は軽貨物ドライバーの相棒「軽バン」についてのお話になります!!

宅配のお仕事をする際、車両は必要不可欠です。

自身で購入するか、リースをかけるか、委託会社から借りるか、基本的にこの3択になるんですが、管理人は120%「購入」をオススメしています。

実際に仕事もしないまま5年リースをかけるなどはやめてください、続けられると判断した時、経費削減のために切り替えることを推奨します!!

委託会社の中には、「車を売ることを目的にした会社」があります、車を購入させ高難易度のコースにぶち込み、ローン支払いで囲い込む手法なんかもあります。

この業界、なかなか闇が深いです…

リース、会社からの借用車、それぞれ問題点を示していきましょう!!

リース

❶ 走行距離に制限がある

「月々○○円で新車に乗れる!!」って謳い文句が最近多いですが、コレ、リース期間満了時に「中古車」として販売することを念頭においたプランになっています。走行距離がいった車は市場価値が下がりますから、制限を設けて品質を維持するわけです。軽貨物のお仕事をする場合、走行距離制限の枠を間違いなく超えます。強制的に走行距離無制限プランの「割り増し料金」を支払うことになるので、大半の一般リース会社は、まず選択肢から消えるでしょう。ただし、買取目的でリースをかける場合は問題ない場合もあります。全額支払えば所有権は自分の物になりますから、そういう場合は考慮しなくていいこともあります(業者によって対応が違うので確認してみてください)。そうでない場合はあまりにも現実的でないので、「商用リース」か「黒ナンバーリース」のどちらかで契約をかけることになります。商用リースの場合は5年か7年が基本、長期間払い続けることになりますが新車に乗れます。黒ナンバーリースの場合は半年もしくは1年の利用が可能、ただし、リース車は走行距離のいった型落ちになるケースが多く、費用は割高です。これらは走行距離に制限を設けてないかったり、長距離対応してるので本業で使えます。


❷ 残価設定の問題 【支払い総額が大幅割増】

リース制度は残価設定を設けます。リース満了時に「その車をリース会社に返すか」「残価を支払って買取るか」を選択し、金払えば自分のものすることが可能です。ただし、その残価というのが金額面ではそもそも割に合わないんです。リースは支払い易さを重視したサービスであり、「安さ」を売っているわけではないので、その分の金利は払う必要があります。ハイゼットカーゴスペシャル4AT2WDを一例にします。メーカー小売価格は1,017,500円なんですが、優良店L社のバリュープラン、5年60払いで1,056,000円です。それプラス残価に24万、計1,296,000円支払うことになります。約30万円高く付いているんです。整備費込や車検込などのオプションを付けると、この料金は更に上がります(金額はあがりますがオプションは付け方によって有用ですので、否定しているわけではありません)


❸ ボーナス併用払いに注意

軽貨物ドライバーは個人事業主ですので、ボーナスはありません。「月々○○円」というのはあくまで「ボーナス払いを考慮したサービス」であることが多く、ボーナス月は5万や8万など支払金額を増やしています。それが見込めない場合はそれ相応の金額を上乗せして払うことになるので、月々の支払額が提示された金額より高くなる傾向にあります。


❹ 返却時、修理しないといけない

リースは車を借りる契約、ローンは車を買う契約です。借りる以上、車を返す時は傷や凹みがある場合は修繕しないといけません。この仕事をやっていると高確率で車を擦ります。小道や袋小路によく入りますし、運送会社によってエリアを頻繁に変える必要もありますから、初見エリアに入る度にそのリスクは発生します。本業で使うとなると走行距離の関係でも車の価値はなくなりますから、結局は修理費払うぐらいなら買い取ることになるでしょう。ただ、先ほど述べた「黒ナンバーリース」は半年・1年での利用が可能ということですので、大部分の方が短期乗って、お金ができた時点で車購入を考えていると思います。慣れない間は擦りますし、擦った時の修繕費も当然支払わないといけません。どんなに価値のない古車でも修繕費は新車のそれと変わりません。僕はリスクの方が大きいと思います。


委託会社から借りる





❶ 料金が高すぎる

「委託会社が所有している車を借りる場合」「リース車を又貸しする場合」の2通りがあります。会社経由で借りる場合は料金が高くなります。僕は会社から車を借りていたんですが、月々35,000円支払っていました。メンテナンスは自身で行い、消耗品も自己負担、登録と税金、車検は会社が払うことになっていました。ちなみに保険料は8,000円ほど、合わせると43,000円です。新車ならまだしも8万キロ近く走った傷だらけの車にこの金額を支払っていますので、まだ自分でリースをかけて乗り潰したほうがよっぽど良いです。ただ、この業界に新規参入して「本当にやっていけるかわからない」といった不安も多いことと思います。自分が本当にやっていけるか見極めるのに3ヶ月~半年は要すると思います。その短期間だけ車を借りて、見極めてみるってのも一つの手段だとは思います。


❷ 事故った時が大変

委託会社はフリート契約が主流です。その内容は、10台以上の車を所有しまとめて保険に入ると大幅に割引ができるというもの。その中の1台をカーリースという形で貸し出すことになるので、保険料を大幅に削減できます。ただ、この契約内容が厄介なんです。不信感を抱かれたくないので、周知しないことにしている業者も多い。安くできるには理由があって、表向きはまとめて入っているから安いということにしてますが、実際は「車両保険加入ナシ」で「免責金額を高額にしている」から大幅な値下げが可能になっています。ぶつけたり事故ったりした場合でも、等級が下がり全車の保険料が上がるので、保険は極力使わせないようにしており、契約書にその内容を盛り込む会社もあります。月額のリース代が高額の上に、保険には「業務の資格を得る」だけの機能しか備わってなく、保証機能がありません。リスクについてよく考えた方がいいと思います。


【結論】車両購入が望ましい



僕が想う「ベストな選択」は、新車を購入することです!!

できるかどうか不安、ではなく車を買って覚悟を決める!!


それぐらいのモチベーションを持っていれば、「できない仕事」ではありません。

『稼げる』『稼げない』は適性がものを言うけれど、
軽貨物は誰でも価値提供できる仕事だと思う…


最初も最初、右も左も分からない状態からのスタートになりますが、やる気さえあれば何とかなります。
自身で創意工夫が苦手という人は、ドライバーとコミュニケーションをとり、誰かのマネをしていきましょう!!

あなたが成長すれば、良い情報交換相手になります、そういう意識を持っている方なら色々教えてくれますので、どんどん周りを頼りましょう!!


僕が想う車の用意パターンに、ランキングを付けてみました。

クロが想う「望ましい車の用意法」

❶ 新車を買う
❷ 中古車を買う
❸ 短期間会社から借り、後に車を買う
❹ 短期間会社から借り、後に新車でリースを組む
❺ 新車でリースを組む
❻ 黒ナンバーリースをかける


委託会社は車のリース会社ではありません。

内臓商法としてやっているところもありますが、基本的に事故った時のリスクを考えると手を出したくないのが本音でしょう。

車を用意するのも手間ですし、返却時の貸出車両の揉め事もありますから、車は自身で用意していただくことを推奨する会社も多いです。

もしものことがあれば、委託会社にも迷惑をかけることになり兼ねませんから、車両を用意できるに越したことはありません。

慣れないうちは事故は十分に起こりうることなので、考えながら仕事しているうちは安全運転、習慣が付き無意識が入るようになれば運転中もできる時短作業を取り入れていけば良いと思います。

経費に売上を食いつぶされますので、できるだけ早い段階で購入を考えましょう!!

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この記事を書いた人

「黒の日生まれ」の元イクラちゃん。ブラック設計会社でハイハイしてましたがコロナを機に転職、現在は自営で運送してます。現場で働くドライバーの一人として、会社より個人を応援したい、仕事振る方が言えない現場のリアルをお届けします!!

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