【軽貨物】大雪出勤、できるものなら全力回避して下さい!!

こんちわ、クロです🐈
1月8日は寒波で、大雪になりましたね!!

僕の現場は基本雪の積もらない地域ですから、超大渋滞💦

普段は30分の通勤ルートに2時間半もかかってしまいました笑

クロ

雪降らない地域の人は、過度に警戒しすぎだよね…


現在は閑散期で荷物量的には遅れても問題ありませんでしたが、やはりいい気分ではありません。

僕ら軽貨物ドライバーは荷物落としてなんぼですからね!!

今回は「雪の日出勤」が委託ドライバーにとって如何に割に合わないかを語っていきましょう…

回避できるものなら全力で避けてください!!

目次

【大前提】出勤しないのが最大のリスク回避


僕らの仕事は「荷物を無事届けること」です!!

その荷物が破損したり濡れたりでは、運ぶ意味がありません。

ですから、運転には最新の注意を払うべきであり、そもそも雪の日はできれば走るべきではありません!!

「時間通りに荷物を届けること」も大切な仕事ですが、優先すべきは「安全」、体が資本の仕事ですから、事故れば翌日から無収入です。

会社がブランドイメージを必死で守るように、僕らも「体」と「車」を本気で守りにいくべきです。

ただでさえ沢山荷物を積みます。

軽バンは形状的に安定感もあるほうではありません。

経験者なら分かると思いますが、雪道運転時の事故は回避しようとして回避できるものではありません…

クロ

勝手に他の車が滑ってくるからね、急ハンドルしようものなら被害は甚大に、分かりながら当たるしかないよね…



急ハンドル急ブレーキを避け、速度を最大限まで落とし、2速のエンジンブレーキをうまく使いこなしても、滑るもんは滑ります。

自分が気をつけても、貰い事故は起こります。

その時、積んでいた荷物を誰が保証してくれるんでしょうか?

「任された仕事をやり切る」ことも大切かもしれませんが、あまりにリスクを大きすぎますよ…

出勤、出発が遅れる


雪の日出勤したところで、多くの荷物は配れません。

軽貨物は積込みが命、早く積み込んで早く出発して、沢山配るから儲かるわけです!!

しかし、雪の日出勤では早く出発すればするほどに、事故のリスクが高まります。

凍結した路面を沢山商品を積んで走りたい人なんていません。

正常な判断力を持っている人なら、朝持を減らし、路面がマシになってから出発するはずです。

なぜなら、ここで事故ってしまえば、今まで上げてきた売上も、会社からの信用と実績も全てパーになるからです。

たった「一日」の配達量のために、それを天秤にかけるようなことはしません。


お客さんも謝罪すれば大抵は分かってくれます、安全運転でいきましょう!!

雪の日は配達スピードが落ちる


雪道運転は神経を使います。

商売道具である「車」、商品である「荷物」、それらを守りながら運転しないといけません。

慎重に運転するため、数を配ることができなくなります。

社員ドライバーであれば「固定給」ですし、会社という保険がかかっているので「慎重を期す」ぐらいの心意気でいけます。

ですが、個人事業主は数配らないと売上が立ちません、一日で使う経費はおおよそ決まっており、その一定のラインをどれだけコンスタントに越えていけるかという勝負なんです…

事故のリスクを抱えながら、儲からない仕事を儲からないと分かりながら続ける

馬鹿げていると思いませんか?

「任されたエリアの仕事を全うすること」はドライバーにとって非常に重要なことです。

そうであるならば、リスクを犯しても、稼げなくても、出る必要はあると思います。

しかし、あまりにもリスクが高すぎる。

そして、そういう日にはどこかしらの業者1台が事故っているものです。

軽バンは商売道具であり、この子がいないことには仕事になりません。

雪の日には絶対に無理をしないようにしましょう…

僕らはプロドライバーではない


運送会社や消費者の多くは、軽貨物ドライバーのことを勘違いしています。

委託ドライバーは個人事業主であって、プロドライバーではありません!!

僕らがこの仕事をやっているのは「金を稼ぐため」です!!

クロ

宅配業は他の運送ドライバーとは系統が違う
ヤマトSDはゆっくり走っているけど、佐川SDはけっこうとばす
エリアが狭かったり、荷量を調整できたり、社員だからできることだよ



おそらく多くの方はピンと来ていないと思いますが、プロドライバーのような振る舞いでは生活が成り立たないんですよ。

大手運送会社は品質を求めます。

愛想よくお客様対応ができ、時間指定はシッカリ守り、交通ルールを守って安全運転、他のドライバーと連携をとってヘルプに入り、誤配はしない、20時半までシッカリ働き、その上160ぐらいとそこそこ荷物を捌ける人材がほしい、短期で。

正直狂ってます💦

それは固定給であり、雇用が約束されている社員だからできることです。

成果報酬型という契約をとっていて、単価を叩いている時点でそんな要求罷り通るわけがないんですよ。

僕ら委託ドライバーは数配らないと生活すら成り立ちません。

車代もガソリンもリスクも責任も全て自分持ち、沢山出勤して売上あげないと利益は残りません。

利益にならない仕事なんて固定給の人だからできることであって、それを僕らに求めるのは「ワーキングプアとして都合よく使われてくれ…」って言ってるようなもんですよ。

大手運送会社と委託会社の利害は一致している


委託会社の求める人材は「大手運送会社から気に入られる人材」です!!

大手運送会社から仕事を貰う以上、そこが最大の判断基準になってきます。

数配れてロイヤリティと消費税を沢山入れてくれる人材は魅力的ですが、協調性があって空いた穴に入ってくれたり、めちゃくちゃ配れるわけじゃないけど品質がとてもいいドライバーを求めています。

一人が稼いでくる金額なんて知れています。

数人の稼ぎ頭に依存するよりも、無事故無違反でそこそこ配れる人材を増やすほうが、会社としては安定して利益を上げていくことができます。

クロ

みんなそんなことは分かってるよ、じゃあ、なぜみんなが言うことを聞かないか考えたことはある?

数配る人はサインを省略したり、時間指定を無視したり、電話かけて置き配したりとテクニックとしてズルをしているもんです。

でも、このズルというものはお客さんとしっかりコミュニケーションができているからクレームとして上がってこないし、その際のセーフティーネットを張れているから品質も下がらない訳です。

あなたたちの言う非効率的過ぎる守りの戦略、それを律儀に守るような言われた通りのことを忠実に行う人だけだとしたら、そもそも現場は回ってません。

【結論】運送会社はどれだけ委託業者に寄り添えるのか⁈



運送会社が求める人材というのは分かっています、でも、あなたたちは委託業者に対してどれだけ寄り添えるんですか⁈

台風や大雪の日、事故のリスクが高い中、自身の命、家族の生活、車両や荷物賠償のリスクを犯しながら自分の役割を全うするため委託業者は出勤します。

ホントなら出たくなんてない、大事な家族だっていますよ、でも、他の委託がリスク承知で現場に出る中、自分だけが逃げるような真似はできませんよ。



それをいいことに、委託会社の中には、そういう日に限って社員は走らせず、バイトも休ませ、業務委託だけで現場を回そうとする輩もいる。

こういう日こそ、社長である貴方が出勤しなければいけないんじゃないのか⁈


事業を行うとはそういうことじゃないないのか?
自分がいなくなったら、会社は立ち行かなくなるから危険は犯せないとか戯言を考える前に、目の前の人間に誠意を見せろ、命懸けで経営するというなら、それこそ先陣に立て!!

口では大層なことを言うが、全く行動が伴ってないヤツばっか、ヒトの上に立つなら、誰よりも自分がやれよ!!

ホンマどういう想いがあって事業をしているのかわからない。
どういう思考で委託だけ走らせているのかわからない。

安全地帯でダラダラやっているだけのなんちゃって経営者、現場の意見を汲み上げることも、経営レイヤーの高い視点から具体の問題を解決することもできない、現場に作業を押し付け、皆はどんどん疲弊している!!

今までは社長の器以上に会社は大きくならなかった、でも、業務委託や派遣が一般化して、器の小さな経営者でもそれなりに会社を大きくできるようになってしまった…

僕たちは自分の目でシッカリと会社を見定めないといけない!!

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この記事を書いた人

「黒の日生まれ」の元イクラちゃん。ブラック設計会社でハイハイしてましたがコロナを機に転職、現在は自営で運送してます。現場で働くドライバーの一人として、会社より個人を応援したい、仕事振る方が言えない現場のリアルをお届けします!!

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